Q&A
QUESTION&ANSWERS

肝臓

Q1肝臓を悪くしないために、お酒はどの位飲んでもいいですか?
1日に日本酒なら2合、ウィスキーならダブル2杯、ビールなら大ビン2本ぐらいまでにしておくのが安全と言えます。女性の場合には男性よりも少ない量で肝臓病になりますので、更に量を控えたほうがいいでしょう。また1週間のうち1~2日、全くお酒を飲まない「休肝日」を作ると肝臓を休めることができより安全です。但し、すでに肝障害のある人は主治医にご相談下さい。
Q2肝臓病(肝疾患)にはどのようなものがありますか?
肝臓病とは肝細胞が種々の原因で壊れる病態で、その原因として肝炎ウイルス、アルコール、薬剤によるものや代謝性のもの、さらには心臓病、糖尿病など他の疾患に伴うものなどがあります。なかでも近年増加傾向にあり気をつけなければならないものに脂肪肝があり、これにはグルメブーム、運動不足などが関係していると思われます。
Q3脂肪肝とはどんな病気ですか?
糖分や脂肪分、アルコールなどの取りすぎによって、肝臓の組織の中に中性脂肪がたまった状態です。自覚症状はないことが多く、肝機能も正常な事があります。腹部超音波検査やCT検査、肝生検で診断します。脂肪肝の3大原因はアルコール、肥満、糖尿病で、原因が取り除かれると、治る可能性のある病気です。
Q4C型慢性肝炎とはどんな病気ですか?
C型肝炎ウイルスの感染によって長く肝臓の炎症が続き、肝臓の細胞が壊れて肝臓の働きが悪くなる病気です。C型肝炎ウイルスに感染すると、約7割の人がウイルスのキャリアとなり慢性肝炎へ進みます。慢性肝炎が続くと、大部分の人が肝硬変、肝癌へと進んでいきます。
Q5C型肝炎の治療にはどういうものがありますか?
抗ウイルス薬(インターフェロン)でウイルスを排除したり、肝庇護薬(強ミノC、ウルソなど)により肝臓の炎症を抑える事によって、病気の進行や、肝癌の発生を抑える事ができます。
Q6胆のうポリープがあるといわれました。
胆のうポリープの大部分はコレステロールポリープといわれる良性のポリープです。その場合は年1回程度の腹部エコー検査による経過観察を行います。しかし、大きさが1cmを超えるものや急激に大きくなるもの、胆のうの壁が厚くなるものは悪性の可能性もあるため詳しい検査が必要になります。
Q7膵炎とは、どのような病気ですか?
膵炎は膵臓が作った消化酵素で膵臓自身を消化してしまうためにおこります。膵炎には急性膵炎と慢性膵炎とがあります。急性膵炎では軽症であればほとんど治癒しますが、重症化した場合致命的になることもあり、早期から適切な治療が必要になります。慢性膵炎の場合徐々に進行しますが、破壊された膵臓の組織は完全に元に戻ることはありません。しかし、適切な治療と禁酒、食事療法で症状を和らげ通常の生活を送ることが可能になります。

Q1ピロリ菌がいるかどうか、どうやって調べるのですか?
ピロリ菌を見つける検査には大きく分けて内視鏡を使わない方法と、内視鏡を使う方法があります。内視鏡を使わない方法は、診断薬を服用し、服用前後の呼気を集めて診断する方法や血液や尿、便などを用いて、その抗体を測定する方法等があります。
Q2ピロリ菌を退治することってできるの?
できます。日本でも平成12年から、ピロリ菌が原因となっている胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患者さんに対しては2種類の抗生物質を用いた除菌療法が保健適応になりました。この治療によって、これまで潰瘍をくり返していた患者さんの7~8割の方はピロリ菌が死滅し潰瘍が再発しなくなります。除菌療法は外来でも気軽にでき、1週間だけ薬をのめばその後はもう潰瘍の薬をのむ必要はなくなります。
Q3経鼻内視鏡検査は痛いでしょうか?
内視鏡検査については、事前に患者様に検査の御説明を行っております。検査の日時については御希望を優先して予約を取らせていただいております。近隣の医療機関からのご紹介の際には、検査の御説明については、紹介元の医療機関で行っていただくことも可能ですので、当クリニックへは日時の予約のみで、検査当日に来院いただくケースもあります。なお、急病患者様の場合は御相談いただきたいと思います。

大腸

Q1長期にわたって便秘・下痢が続く、便秘と下痢を繰り返すのですが・・・
過敏性腸炎の場合が多いのですが、腸の悪性の病気・炎症性の病気が原因で便通異常が起こっている可能性もあります。これらの病気が疑われる場合には内視鏡による検査が必要です。10~20代の若い方でも、若いからと安心せず検査をお受けになることをおすすめします。
Q2便潜血反応で陽性(+)と結果がでました。
大腸内視鏡検査を受けてください。大腸内視鏡検査は直接大腸の中を観察するため病気の発見率も高く信頼できる検査です。(便潜血反応では、進行癌では100%近い陽性率が得られますが、早期癌では陽性率は低く、早期癌の発見には有用とは言えません。)
Q3大腸ポリープは、がんですか?また将来がんになるのですか?
一般的に大腸ポリープは、がんになるものと理解されておりますが、これは誤解です。ポリープとは、疣状に突出したものを言います。ポリープには、がんにならないポリープとがんになるポリープの二つに分けられます。がんにならないポリープには、大腸の炎症後に生じる炎症性ポリープと粘膜が少し盛り上がった過形成性ポリープなどがあります。一方でがんになるポリープとして腺腫性ポリープと呼ばれるものがあります。この腫瘍性ポリープの中には放置すれば大きくなりがんに移行するものがあります。
Q4家族に大腸癌、大腸ポリープ切除をした人がいます。
大腸疾患は食生活の欧米化により増加しています。大腸癌は遺伝ばかりではなく食生活も関係していると言われ、同じ食事をしている方には検査をおすめいたします。

アンチエイジング

Q1プラセンタとは?
胎盤のことをプラセンタといいます。母親の体内で胎児と母体のつなぎ胎児を育てる臓器ですが、もともと女性の体に備わっているものではなく受精卵が子宮内壁に着床して初めてつくられる臓器であり、役目を終えると出産とともに母体外に排出される短期的な臓器です。
この胎盤の薬効は、世界中で古くから注目され、珍重されてきました。
Q2プラセンタの効果とは?

『アンチエイジング効果が期待できます』

美白
シミの元であるメラミン色素の生成を抑えるとともに、シミ、くすみをとります。
血行促進
抹消の結構を促し、冷え性を改善したり健康で美しい肌を作ります。
抗酸化作用
老化の原因となる活性酸素の発生を抑えたり中和したりします。
免疫賦活作用
免疫力を高め、強く健康な肌を作ります。

アンチエイジング=老化防止、若返りを意味する言葉ですが、老化が原因で起こる病気が近年増え続けています。
外見はもとより内面からいつまでも若々しく健康な体づくり…
プラセンタは、アンチエイジングとしてもその一役を担っています。

※プラセンタは、生物学的製剤でありますので、一度でも使用された方は献血できなくなります。

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